クロノタイプでわかる 英語学習に最適なのは、朝か夜か?

朝と夜、どちらが勉強に最適?

勉強に最適な時間帯は人それぞれです。
学生時代に「試験勉強は朝がいい」と聞いたことがあるかもしれませんが、「暗記は夜がいい」という話も聞いたことがあるのではないでしょうか。

結論として、勉強に最適な時間帯は「人によって違う」のです。

これは人それぞれ集中力が高まる時間が異なるためです。

クロノタイプを知れば勉強の効率が上がる

では、あなたの集中力が高まる時間帯はいつなのでしょうか?

その鍵は、遺伝子と関係する体内時計にあります。

遺伝子によって異なる「クロノタイプ」とは?

人間は生まれ持った体内時計によって生活リズムが異なります。
朝早くに活動できる朝型、夜遅くまで活動できる夜型などの個人差を「クロノタイプ」といいます。

臨床心理学者のマイケル・ブレウス博士は、クロノタイプを次の4つに分類しています。

1. クマ型

bear

ほとんどの人がクマ型

人口の約50~55%が該当
夜10時頃就寝
朝6:30-7:00頃起床
性格は好奇心旺盛で社交的

2. ライオン型

Lion

早起きが得意なライオン型

人口の約15%が該当
目覚まし時計なしで5:30頃起床
性格は現実的
既存体制から外れない

3. オオカミ型

宵っぱりのオオカミ型

人口の約15~20%が該当
性格は創造性が高い
リスクを冒す傾向がある
夜更かしが得意朝が苦手

4. イルカ型

dolphin

不眠がちなイルカ型

人口の約10%が該当
不眠症の傾向がある
朝早く目覚めるが夜寝付けない
性格は非常に知的で意欲的だが心配性

クロノタイプ診断は、マイケル・ブレウス博士の公式サイトで確認できます。

https://thepowerofwhenquiz.com/

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勉強に最適な時間-クロノタイプ別

クロノタイプによって脳が活性化しやすい時間帯が異なります。
以下は、各クロノタイプ別の最適な勉強時間帯です。

クロノタイプ別
最適な勉強時間帯

bear
クマ型
10:00~13:00
Lion
ライオン型
8:00~12:00

オオカミ型
17:00~0:00
dolphin
イルカ型
15:00~21:00

クロノタイプが分からない場合

クロノタイプが分からなくても、クマ型やライオン型が人口比率の7~8割を占めるため、多くの人にとって午前中の勉強が良いと言えます。

しかし、全てのクロノタイプに共通して適さない時間帯もあります。

全クロノタイプ共通の勉強に適さない時間

13:00~15:00は集中力が低下します。
これは、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が増加し、深部体温が低くなるためです。

勉強に適さない時間

13:00~15:00
集中力が下がる!

全クロノタイプ共通の勉強に適する時間

11:00~12:30は集中力が高まる時間帯です。
メラトニンの分泌が高まる前のこの時間帯が勉強に適しています。

勉強に適する時間

11:00~12:30
集中するのにいい時間!

適した時間を知らずに朝活で失敗

約15年前から「朝活」が流行しましたが、私もその一人でした。
朝30分早く起きて英語を勉強しようとしました。

いつもより30分早く起きて、会社近くのカフェで勉強。
朝が苦手な私は、強めのコーヒーを飲んで眠気をふき飛ばそうとしました。
しかし、眠くて眠くて仕方がありません。
結局、3ヶ月くらいで挫折。

その後、夜に勉強することにしました。
夜の騒がしいカフェの中、意外と集中することができ勉強が進みました。

私が夜型のイルカ型であったためです。

夜に変更してからは、苦痛なく続けることができました。

このように、自分のクロノタイプを知ることで、無駄なく効率的に勉強することができます。

クロノタイプを理解し、自分に合った勉強時間を見つけることで、英語学習の効率を最大限に引き出しましょう。

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